短編自由小説 スカートがはきたい
僕は『ひーべあ♪』。13歳の中学二年生だ。
2013年、7月。今年は例年に比べて猛暑でござる。
そんなある日、僕は家の中を散歩していたんだ。何でだったんだろう。一緒にインコのポチも連れてた。
そんなときだったんだ。アレヲミツケタノハ。
奴はいたんだ。
体長は120㎝ほどで地面に固定されてるように見えた。まるでコウテイペンギンみたいな風貌だった。僕の身長より小さかったが、腹の辺りが出てて迫力がすごかった。
「…うぅヴっ…ヴはっ」
…様子がおかしい。明らかに様子がおかしい野田。
『どうしたんだ?コウテイペンギン。』
「うぅヴっ…うぇ゛っ」
『まあとりあえずリンゴに見えるリンゴを食べたまえ。』
「ぐわっ…ヴわッ…ヴっ」
『コウテイペンギンよ。いったい何があったんだ。』
『…って君、体から風が吹いてるじゃないか!こんなんでは全くだめだ。』
「ヴ…ヴま。」
『は?』
「ヴまい。」
『普通にしゃべれるじゃんかよ。』
「ヴまえ、リンゴをヴれて、ありヴヴヴ。」
『…ヴが好きなのか。』
僕はヴが大好きな扇風機型コウテイペンギンと15分くらい話していた。そのときだった。
「ヴ…シンカすヴ…ヴはわッ」
どういうことだ。一瞬思った。
でも次の瞬間、どういうことか理解せざるを得なかったござる。
奴は光りだした。大仏のように。
奴はこういった。
「ヴクヲ、ミルナ゛ァ…!」
次の瞬間、奴は爆発した。進化したのに。僕の家の中なのに。迷惑だ。牛乳こぼれたし。死ね!
それにしても見るなと言われても見るのが僕だ。僕は後ろを向いた。
奴は最期の最後に言った。
「スカートが…ヴぁきたい」
『しょうがない』
スカートをはかせた。
奴はすでに死んでいたようだ。心は青く悲しい色になっていて、爆発物の残骸もあった。
奴は宙に浮きながら、最期をむかえた。
奴は本当に進化したのだろうか。爆発したあとはほとんど進化前と同じ状態だったのだから。もしかしたら「ヴが大好きな扇風機型コウテイペンギン」で死んだのかもしれない。すべては謎に終わりそうだった。
でも後に真相はわかった。
僕は勘違いしていたのだ。
『あ…ヴが大好きな扇風機型コウテイペンギン、楽しい話いっぱいしたなぁ…もう一回だけでも会いたかったなぁ…』
「やっと完全に…なれたのじゃ。」
『誰!?』
「お前、わしのこと覚えておるかのぉ…?リンゴをくれたのじゃ。あのときは嬉しかったのぉ…」
『まさか…ヴが大好きな扇風機型コウテイペンギンが進化した奴!』
「ピンポーン!(^^)!」
『ただまだ一年しかたってないぞ。僕は中3になったけどヴが大好きな扇風機型コウテイペンギンが進化した奴は一体何歳になったんだ?』
「わし?忘れた。」
『おい。でもあのときハリのあったお腹もしぼんでしまっていくらなんでも老けすぎではないか?』
「あ、わしシンカしたんだよ。」
『ヴも言わなくなったし、さーーーーーてはそうとう進化したんじゃ?あれから何回も。』
「わーっはっはっは!シンカは一回しかしないわい!」
『だってポケモンは二回くらい進化するじゃん。』
「わーーーっっはっはっはっはっはっは!わしが言ってるのは神と化す、神化だよ!ぎゃーーーッはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!」
笑いすぎだよ。
それから神化したヴが大好きな扇風機型コウテイペンギンは僕の家で地面から30㎝のところに浮いて生活してる。親に説教されてるときに変顔とかしてくるからはっきりいって邪魔だった。
〈了〉
・途中から迷走しました\(^_^)(^_^)/
・これは私がにほんごを賢く使うために頑張りましたので、内容は勘ですめちゃくちゃでもご勘弁
・私は僕じゃありません!
では!ばい茶( ´∀`)/~~